過払い 弁護士事務所 Q&A

相談に行くときに必要な資料は?

ご相談の際は,債務整理の方針や過払い金発生の見通しを立てる必要があります。 そのため,取引期間・契約内容・取引状況を確認することができるよう,以下の書類をお持ちください。

* 1.契約書(契約が複数ある場合には全ての契約の契約書)
* 2.取引明細書
* 3.振込明細書
* 4.その他取引期間・契約内容・取引状況が確認できる書類

依頼してからどのくらいの期間で返金される?

過払い金を返還させるためには,まず貸金業者に取引履歴を開示させ,これを利息制限法の法定金利に基づき引き直し計算します。取引履歴が開示されるまでの期間は貸金業者により異なりますが,弁護士に依頼してから通常1〜3ヶ月間で開示されます。

次に,過払い金の返還を請求して,貸金業者と和解交渉を行い,無事に和解が成立した後に過払い金が返還されることになります。過払い金の返還請求から実際に過払い金が返還されるまでは,約2〜3ヶ月間程度かかるため,弁護士に依頼をしてから実際に返還されるまでの期間は合計で3〜6ヶ月間となります。但し,任意の和解が成立せずに訴訟に移行した場合,訴訟を提起してから6ヶ月〜1年間ほど時間がかかってしまうケースもあります。

ただ,訴訟を提起した場合でも,訴訟提起後1〜2ヶ月ほどで和解が成立し,早期に過払い金が返還されるケースもあります。訴訟提起後どのくらいの期間で和解が成立し過払い金が返還されるかは貸金業者の対応と裁判所の訴訟進行次第です。

弁護士に依頼すれば、必ず全額が回収できる?

裁判所に訴訟を提起して判決を取得すれば,過払い金全額に加えて,過払い金が発生した時から年5%の利息を付けた金額を返還してもらうことができます。しかし,判決を取得するまでには1年間程度かかってしまうことがありますし,前述のように全ての取引履歴が開示されない場合もあり得ます。貸金業者が任意の支払いに応じてこない場合もありますし,経営不振により資金業者が倒産してしまうと過払い金の回収は著しく困難となります。

そのため,任意交渉の際には,返還金額の多寡だけでなく,早期返還の利益も考慮し,場合によっては,金額を多少譲歩しても早期和解をお勧めするケースもあります。

過払い金が発生するのは消費者金融だけ?

過払い金は長期間,利息制限法所定の法定金利(15〜20%)を超えて返済している場合に発生します。 そのため,消費者金融に限らず,利息制限法の法定金利を超える金利で借入をしている場合には,過払い金が発生している可能性があります。 実際には,消費者金融のほか,クレジットカードでのキャッシングでも過払い金が発生する可能性があります。

自己破産や民事再生だと過払い金は回収できない?

過払い金は長期間,利息制限法の法定金利を超えて返済を継続している場合に発生します。 そのため,自己破産や民事再生手続を選択する場合にも過払い金が発生していることは十分あり得ます。 自己破産や民事再生手続であっても,過払い金が発生している場合には貸金業者に対して回収交渉を行います。

完済後の過払い金はどうなるの?

過払い金請求は、既に支払い終わったローンについても行うことができます。 過払い請求が頻繁行われる時代になって、自分が頑張って払い終えたのにと口惜しく思っている人もいることでしょう。 でも、大丈夫です!

完済して10年以内なら、過払い金請求をすることができるのです! 現在では、最高裁判所により完済していても、その取引の履歴が保存してあるならば、全て開示するように義務付けられています。ですから、取引の履歴がわからない人でも、調べれば、履歴をとることが十分に可能となります。 自分の取引履歴があるか知りたい人は、取引があったクレジット会社などに自分で訪ねてみるか、弁護士や司法書士などの専門家を通して調べてもらいましょう。 万が一、クレジット会社に取引履歴が残っていない場合でも、自分で保存しておいた支払い明細表などがあれば、それでも構いません。

引き出しの奥に残っているかも・・・と思う人は探してみてください。 ただし、10年で過払い金返還請求の権利が時効消滅してしまうため、完済して10年以上経過してしまっている場合は、請求できないのでご注意を。。。(苦笑) 借金を完済してそろそろ10年が経つという人は、急いで過払い金請求の手続きをしましょう。